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調律の道具かばんに使っていまして、7、8年は確実に経っていて、おそらく10年以上になります。

15キロもの荷物を常に運んでいたんだから、大したもんです。丈夫です。

ステッキになるのびる持ち手が伸びなくなる故障があって、直すのもめんどうだからそのまま使いましたが、それ以外は大きな不具合もありませんでした。

最近、車輪が割れてしまったので、買い替えることにしました。

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僕が埼玉まで調律に行くようになって10年近くになります。はじめのころは紙の地図を広げて、うーんと言いながら行きました。

最初に行ったときには、帰りになぜか日本橋の方に行ってしまって、国道1号で帰ったのです。

あと、環8には長いトンネルがあって、ずっと前はそこを工事していたこともあります。地下に降りれずに測道をくねくね誘導された記憶がある。

トンネルの中で分岐があって、いつもそこで間違えるんだ。覚えろよ>おれ

ここ2、3回は、グーグルマップとモバイルwifiのおかげでらくちん。間違えても簡単に復帰できます。

10年も通うと、いろんなことがありますね。
アップライトピアノは鍵盤を外すのも簡単なのですが、グランドピアノは、けっこう面倒くさいです。

まず、鍵盤とアクションを引き出し、ねじ止めを外してようやく鍵盤にアクセスできます。

ところがですね、この道具を使うと、鍵盤を外さなくても、さらに言えばピアノから引き出さなくても、良いのです!

鍵盤をいじるときは、たいがい動きが悪いときで、固いところをつぶして対処することが多いんです。そういう時に、これがあると、らくちん。

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面白いピアノを見かけました。手前の化粧板がはがれていて、中がよく見えます。このピアノは、11層重ねです。

グランドピアノのあのカーブは、薄い板をカーブに沿ってプレスしながら貼り合わせて、作ってあるんですね。

じつはもうひとつ、ブロック状の木を積み重ねて、あのカーブを作る製法があったと記憶しているんですが、検索してもよく分からず、自信もないのでまた今度、よく調べてから紹介することにします。

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調律師は、自分で調律したコンサートのリハーサルを、すべてではないけど、たいがいタダで聴けます。

実は、あまり聞きたくないです。ぼろが出たら嫌だし、さっさと帰りたい。でもそうはいきませんよね。奏者がなにか気になることがあったら、直さないといけない。

あまり調律を気にしないプロ室内楽団の調律を、定期的にやっているのですが、この仕事は良いです。リハーサルを楽しく鑑賞できます。いつも同じホールを使うので、僕の方も慣れているし。
チューナーに使っているHPのPDAのバッテリが、4年の使用に、そろそろやばくなってきました。満充電しないし、すぐにへたる。

年明けから忙しくなるので、今のうちになんとかしないとな・・と思って検索したら、あっさりとサードパーティのバッテリが見つかり、発注、到着しました。

これでしばらくは安心。
調律を習ったとき、チューニングピンは上から止めるように言われました。

そののち、バイオリンやチェロは、下からあわせることを知りました。同じ弦チューニングなのに、対応が正反対なのですね。

さらに後で、ピアノ調律でも意図的に下から合わせる人がいることを聞きました。下から合わせた方が音がきれいに伸びるそうで。はあ。

いまでは僕は、ピアノに限っては、上とか下とか、意識していません。手が動くまま、調律しています。上から合わせる音も下から合わせる音も、両方あります。
複数の人から聞いたので、おそらくは正しいと思うのですが、アメリカでは調律師が分業で仕事をするらしいのです。

調律をする人は調律だけ、タッチ調整をする人は調だけ、音色を整える人はそれだけ、といった具合。この体勢をバカにする人もいますが、スペシャリストの仕事としては、合理的にもみえます。

音の高さを合わせる調律と、タッチの調整は全く違う技術なんですよ。もちろん、修理や音色の調整も。ですから、それぞれにスペシャリストがいることは不思議ではない。

ただ、ピアノに限らずおそらく全てのプロダクトは、トータルバランスが大事です。ピアノのタッチをいじれば音も変わるし、調律をしただけで「鍵盤が軽くなった」と言われることもあります。

それぞれの技術者が、すべての分野の技術を知りつつ、専門分野を追求し、ほかの部分も手直しができる。こういうのが理想なんでしょうね。
入りたくても入れない家があります。何度か調律に行って、僕としては気に入って、でも最近は調律がなくて行けない家。場所も知っているし、前を通りかかると家の人がいて、もちろん知っている人で。

仕事がらそういう家が何軒かあります。チャイムを押せば知っている人が出てくるはずなんですよ。でもそれは無理なこと。

不思議な気分です。
工場ではエアコンプレッサーを使うのでしょうが、街の調律師が持ち歩くのはかなりしんどい。そこでこのブロワーが役に立ちます。

もともとは暖炉の火起こしだそうで、ピアノアクションに溜まったホコリを吹き飛ばすには充分な風量がえられます。

掃除機も使いますが細かい部品の奥の方まではノズルが届きません。ホコリが舞うので、アクションを外に持ち出して、これで吹くほうが確実。

ただ、道具カバンに入らないのが難かな。

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