カテゴリ:書物について( 365 )

2017年の関東甲信越版は持っていまして、宿泊するツーリングの時には持参します。
今度もしかしたら紀伊半島にバイクで出かけるかもしれないので、関西版の地図を買ってみたのです。


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三上延
メディアワークス文庫

前巻で本編は終わっているのですが著者自身によるスピンオフが出ましたよ。

うん、面白い。新シーズンの開幕がとても嬉しい。「スピンオフ」は著者自身の言葉ですが、いろいろな話が実はつながっていて、今回も巨大な大河になるのではないかと期待します。
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ひと月くらいかけてゆっくりと読んでいます。今の僕は朝食のときくらいしか小説を読まないので一冊を読みきるのに時間がかかるのです。

意図的なのかわかりませんが計算士の「私」氏は結構インモラルです。車で出かけているのに出先でビールを飲んで、大して時間も置かずにまた車を運転したりします。また女性との付き合いもワヤです。

叙述トリックを何冊か読むと一人称フィクションの記述は信用できなくなるのですが、この本もそう読んでいいのかもしれません。バブル価値観に染まった中年の誇大(被害)妄想、ただの厨二病。

まあ結構面白いので好きな本ではあります。
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画像は同書の8ページ右側です。佐久間ダムに「動力式」とありますがこれは「重力式」の間違いだと思います。

ちなみに重力式とは、大量の資材を使ってダムを造り、ダムの自重で水をせき止める方式です。力づくのダムですね。


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池澤夏樹
新潮文庫

ずいぶん前にも記事にしたかもしれないです。

最近、ひと月くらいかけて再読しました。前に読んだときは数時間の電車移動で一気に読んだので正反対の読み方です。

全体小説というのか、ありとあらゆる物事を記述してゆく小説です。一度読んだだけで細部は記憶してなかったので、楽しく読み返せました。

以下、重要なネタバレあり。

最後の最後で枠物語になってしまうのだけは覚えていなくてショックを受けました。一番いいところを忘れていてよかったなあ。
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最近は朝食の時くらいしかフィクションを読みません。あたらしい作品を読むのも面倒でつい見慣れた本ばかり読み返します。

表題の「総門谷」や「竜の棺」はたまに読みます。それ以外の高橋克彦作品は読まないんですがね。両作ともに、昭和末期から平成初期のムードを感じます。特に「総門谷」はバブルみたいです(僕はリアルなバブル世代でないので想像ですが)。

村上春樹の「ダンスダンスダンス」にもバブルを感じます。たまには読んでみようかな。
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藤田博司
技術評論社

フーリエ級数から始まって、リーマンの積分論やカントルの集合論の歴史をたどって行くのでが、どこに連れて行かれるのかさっぱりわからないスリリングな本です。

クライマックスは第5章の「やっぱり平面と直線は違う」でしょう。ここのためのプロローグとして、僕は4章までを読み進めました。

細かい式変形は自分でやらないといけないんですが、けっこう親切な本だと思います。
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神林長平
早川文庫

芥川龍之介「藪の中」と安部公房「人間そっくり」を合わせたような読後感でした。

解説で東浩記氏がストーリィを要約していますが僕にはどうも納得できません。この小説中で起こったことを矛盾なく記述するのは困難だと思う。

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夢枕獏
ソノラマノベルズ

前作の「曼荼羅変」がサイドストーリィの一冊であったのと対照的に、大急ぎで伏線を回収して完結に向かわせるような一冊です。

あらすじだけを垂れ流している部分も多いです。本気で完結させるつもりなんでしょうね。こうやってかけ足で進めれば、次回で完結するのも可能かもしれません。

それもせからしいから引き延ばすかな。

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今年に入ってから眉村卓さんのシリーズを再読しています。

「全短編」「消滅の光輪」と進んで今は「引き潮のとき」を読んでいます。2巻までしか持っていないので途中で終わるんですが、まあいいです。

読んでいて面白いのは「消滅の光輪」です。短編群は「文化人類学SF」とも言われているんですが、未開への蔑視が読み取れてしまうのです。発表された時代が古いので仕方ないんですが。

谷甲州さんや神林長平さんに、「司政官」を書いてほしいです。「終わりなき索敵」の汎銀河世界のパートや「雪風」シリーズは「司政官」を彷彿とさせます。
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