歴史は「べき乗則」で動くんだよ
「自然や社会における現象は、規模が大きくなるにしたがって、1/(定数 の べき乗)の割合で起こる可能性が減る。また要石はどこにあっていつ破断するか、わからない」
同書より具体例をあげましょう。地震は、放出されるエネルギーが2倍になるごとに発生する頻度が1/4になるそうです。
森林火災も生物の絶滅も、規模がn倍に増えると「1/(定数 の n乗)」の割合で発生する頻度が減っていくようです。これは社会現象にもあてはまり、戦争における死者数は「べき乗則」に従うらしい。
現在のインターネット社会も同様だと、ぼくは感じています。具体的にはツイッターのフォロワー数やバズる発言も「べき乗則」に従うと信じます。そして膨大なフォロワーを集める条件やツイートがバズるきっかけは、どこに要石があるのか判断が困難なのです。
まとめましょう。自然現象や社会現象にはバズるきっかけがあるけれど、どこにどんな大きさの要石があるのか人間にはわかりません。なのでいつ、どんなことが起こるか予測はむつかしい。そして自然、社会現象の規模は「べき乗則」に従います。
(僕の読解なので、同書のを読んでぜんぜん違う印象を持たれても責任は持てませんのことよ)