「異端の数ゼロ」

チャールズ・サイフェ
早川文庫

昨年の、ベスト数学本です。しかも、数学の独習を始めて最初に読んだのがこれです。運がよかった。

桁のある数を表記するさい、空位を表す記号として考案された「0」が、それからどうやって発展していったのか。ゼロの性質を研究する数学史を、時間を下りながら描写してゆきます。

これがとても面白い。むつかしすぎもせず、トピックの話題は広く、俗物趣味にも陥らず、どんなにほめても褒め足らないくらいです。適度に薄いのも、いいですね。

今日から、春の数学書週間として、ポピュラー数学の本を取り上げてゆきます。
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by tomoarrow | 2013-03-29 07:00 | 書物について | Comments(2)
Commented by Poisonous_Radio at 2013-03-29 20:07 x
僕も去年読みました。
話題の幅が非常に広く(この手の数学本としては異色な気がする)とても面白かったです。
Commented by tomoarrow at 2013-03-30 08:17
いいですよね。これに匹敵するポピュラー数学書は、「黄金比はすべてを美しくするか」かな。