人気ブログランキング | 話題のタグを見る

円筒形宇宙ステーション内の奇妙な現象

遠心力を重力に代用する円筒形の宇宙居住空間では、自分のいるところが、つねに最下部になります。

トム笠原さんのマンガ「スターライト・オデッセイ」で描写されていました。うん、これは理にかなっている。

もうひとつ。遠心力を働かせている、ということは、宇宙ステーション全体が回転しているということです。

それで、その回転方向と自分の運動方向が一致したら(つまり、回転方向に走ったり、バギーを運転したりすれば)、運動量が増えて、より多くの 遠心力を受ける、つまり体が重くなるのでしょうか。

逆方向に移動すると、軽くなる?

これもなにかのSFで読んだ気がするのですが、なんだったか思い出せない。また、これが妥当な理論かどうかも、正直よくわかりません。

円筒形宇宙ステーション内の奇妙な現象_d0164691_823514.jpg

by tomoarrow | 2013-02-09 07:00 | モチーフについて | Comments(4)
Commented by 御光堂 at 2013-02-09 08:57 x
この場合遠心力が見かけの重力として働くのは円筒と一緒に回転している座標系の訳ですが、そこで走って運動量が増えるとは相対性理論的に速く運動しているものの質量が増えるということでしょうか。それならどちら周りに走ろうが増加が起こるのではないでしょうか。
Commented by tomoarrow at 2013-02-09 12:09
相対論ではなく、円筒内での座標系の回転速度の問題です。

円筒が一分間に一回転するとして、その内側を回転方向に、分速で1周すると、合計で一分間に2周することになります。

この場合、遠心力はどうかかるんでしょうかね。
Commented by 御光堂 at 2013-02-09 16:20 x
なるほど。
よく考えるとこの場合、遠心力がかかるのは円筒というより円運動をしている物体と一緒に動く座標系ということになりますね。(円筒はそれが外に飛び出していくのを押さえているだけ)
だから、その物体の角速度に応じた遠心力がかかるので物体を速く回転させればそれだけ遠心力(見かけの重力)も大きくなるでしょう・
Commented by tomoarrow at 2013-02-09 16:38
やはり、そうなりますか。

すると宇宙機の中では、スピードにもよりますが、移動方向によっては、まるでエレベータが下がるときのような(比喩的表現)感覚があるかもしれませんね。