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等号の発明

SFマガジン2012/07号の鹿野司さんのエッセイに「数学の等号記号は、両辺が常に等しいことを利用して、ものすごい変化を、確実に追ってゆける(大意」とあります。

そのとおり。両辺を自乗したり、同じもので割ったり、移項したり、組み合わせることで思いもよらない展開があります。これは、数学を考える上での大発明ではないでしょうか。

移項することで符号が変わるのは、そこだけ聞くとなんのこっちゃですが、両辺に同じ作業をするわけですよね。そうやって、作業の理屈を普遍化できる。たいしたものです。

数を数学にした発明/発見かもしれません。
by tomoarrow | 2012-06-23 07:00 | モチーフについて | Comments(0)