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技術の分業

複数の人から聞いたので、おそらくは正しいと思うのですが、アメリカでは調律師が分業で仕事をするらしいのです。

調律をする人は調律だけ、タッチ調整をする人は調だけ、音色を整える人はそれだけ、といった具合。この体勢をバカにする人もいますが、スペシャリストの仕事としては、合理的にもみえます。

音の高さを合わせる調律と、タッチの調整は全く違う技術なんですよ。もちろん、修理や音色の調整も。ですから、それぞれにスペシャリストがいることは不思議ではない。

ただ、ピアノに限らずおそらく全てのプロダクトは、トータルバランスが大事です。ピアノのタッチをいじれば音も変わるし、調律をしただけで「鍵盤が軽くなった」と言われることもあります。

それぞれの技術者が、すべての分野の技術を知りつつ、専門分野を追求し、ほかの部分も手直しができる。こういうのが理想なんでしょうね。