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「神々の午睡」

清水義範
講談社文庫

これを初めて読んだときは興奮がおさまらず、二回続けて読みました。実に面白かった。

世界三大宗教を、その開祖から現代に至るまでパスティーシュした、清水義範の大傑作。一大奇書と言ってもいいでしょう。

同じような試みは、筒井康隆が「虚構船団」で行っていますが、はっきり言って清水の方が面白い。「虚構船団」は教科書的文体で、畳み掛けるように、読むことそのものを強要しますが、清水は内容が面白いのですね。

でもそんな比較はどうでもいいのです。ただひたすら、擬似歴史の語り、騙りを楽しめる本です。おすすめ。
by tomoarrow | 2012-04-14 07:00 | 書物について | Comments(0)