パラレルワールド
ツイッターで、信頼できる方をたどって科学者さんをフォローして、なんとか冷静になれるように努力したものです。上杉隆のフォローを外したのもこの頃かな。報道について興味があったのでフォローしていたのですが、原発事故については言うことがおかしいと思うようになったのです。
比喩的な意味で言うと、このころにパラレルワールドが生成され、重なり合った二重世界になってしまったような気がします。
一方には現状の汚染について、できるだけ客観的なデータを提供する人たちがいて、他方には低線量でも危険だと語る人たちがいます。半透明のレイヤー越しにお互いが透けて見えて、声も届くけど、結局は相互作用しない。
「危険でないと安心できない症候群」があると思うのです。災害でも事故でも、甚大な被害でないと落ち着かない。他人の不幸を願うわけではないのでしょうが、重大な原発事故が起こったのだから未曾有の放射能大災害に発展しないと、安心できない人たち。
今回の記事には特に結論はありません。「危険でないと安心できない」気持ちも分からなくはないんですが、あまり良くはないと思いますよ。
想定(予定・予言)通りに危険が来ないと予定調和が狂ったような気がして不安になってしまうという心理があるのではないでしょうか。
終末予言がもてはやされるのもこういった気持ちからだと思われます。
「震災ハイ」という言葉を聞いた記憶もあります。スクランブルを求める気持ちも、きっとあるんでしょうね。