アプロについて

海賊課と特殊戦、海賊とジャムが重なって見える。

正確には海賊課から見る海賊は、ジャムに似ている、と言うべきか。海賊はジャムとは違い、実体と個人格を持つ存在だ。

特殊戦の相手(あえて敵とは書かない)はジャム。ジャムは異星体。海賊課内の理解不能な異星体がアプロである。

アプロの外観は黒猫で、行動も気まぐれな猫のようだ。そして人語を解し自らも喋る。だがその行動原理は謎だ、と皆が言う。

もしかしたら人間とは異なる世界を見ている可能性もある。しかし、逆も考えられる。

つまり外見が人間ではなく、行動が奇矯で、今だ知られざる能力があるだけの、それだけの存在かもしれないのだ。アプロの行動の裏を考えようとせず、そのまま見れば、そうなる。

アプロを理解不能な異生物と見なすのは、単なる差別感情かもしれないのだ。

もちろんこれも一つの解釈に過ぎない。実際にアプロはジャムと同じく、独自のロジックで動いているのかもしれない。

だが仮に、アプロの行動原理が人間のそれと異なっていたとしても、それを人間が観測したり理解するのが不可能である以上、アプロは人語を解し、人間と行動を共にする存在、と見なすしかないのであろう。

意識があるように見えるプログラムは、意識がある存在と見分けがつかない。
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by tomoarrow | 2011-07-05 07:35 | 書物について | Comments(0)