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「宇宙論入門」

稲垣足穂
河出文庫

空の先にあるのは宇宙です。この本も「ヒコーキ野郎たち」と同じく、宇宙をテーマに創作とエッセイが入り交じります。

ここで描かれるのは、わりあい古い宇宙論、それも幻想的で夢のような、空間理論です。まあ、足穂自身が1977年に死んでいるので、最近の理論など書くはずもないのですが。

たとえば、「ロバチュフスキー空間」「リーマン空間」「ド・ジッター宇宙模型」。僕はどんなものかはよく分からないし(精読しても、正直よく分からない)、現在の宇宙論でどう評価されているのかも知りません。

でも、こういう幻想的な単語が出て来るだけで、嬉しくなるじゃあありませんか。

不思議な本です本当に。
by tomoarrow | 2010-10-25 08:04 | 書物について | Comments(0)