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怨霊封じ

神社は神を奉ると同時に、怨霊を閉じ込める機能も有しています。怨霊とは、恨みをのんで死んだ霊だと思えば大体いいでしょう。

数年前まで、この時期つまり敗戦の日が近づくと、靖国神社と総理大臣の参拝が話題になったものです(婉曲的表現)。靖国の霊は戦死者ですから、まさに恨みのこもった怨霊神社です。

しかもその数は、公式HPによると246万6千余人。多くは兵卒*でしょうが中には高級将校や大臣までいます。

一般に怨霊と云うのは、恨みつらみが深かったり地位が高いほど危険だそうです。兵隊さんの恨みは海より深いでしょうし、人数も多い。大臣は、まあ高い地位ですよね。

これって、すっごくヤバくないですか。きっちりと閉じ込めないと祟られます。アジア諸国との靖国問題は、怨霊の封じが足りないからじゃないか、と云う気すらします。A級戦犯の霊なんか、国交を断絶させるの得意そうですもんね(偏見)。

怨霊は終身刑でないと困るわけです。仮出所なしの永久戦犯として、無限の未来まで閉じ込めるわけですね。あるいは、核廃棄物だと思えばいいかな。外部に漏れると、環境が汚染されるので、靖国神社に隔離して管理する必要があるのです。

こいつらは食事はしないし、人に威張り散らしたりするわけではないので、生きている人間よりも管理は楽でしょう。時々ねんごろにお祈りをしてやればいいのですから。この際(政教分離規定はおいといて)天皇さまでも誰でもどえらい人にお参りしてもらって、「過去の悪霊よ、頼むから二度と出てくるな。祟るな。お前たちがいると現世が迷惑するから、神社でおとなしくしていてくれ」とお祈りをしたらどうだろう。

僕はわざわざ靖国怨霊神社まで行くのはめんどくさいし、うす気味悪いからイヤです。でも、他の誰かが、祟られるリスクを覚悟の上で参拝して怨霊封じをしてくれるのなら、よろしく頼むよ、と云う気にもなるかもしれませんねー。

「祟られると困るので、しっかりと閉じ込めときますね」、こう言えば誰だって政治家の参拝には文句を言わないんじゃないかな。




*死んでからも身分がついて来るのは、怨霊信仰のけったくそ悪いところですね。
by tomoarrow | 2010-08-04 08:25 | モチーフについて | Comments(0)