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「文章読本さん江」

斉藤美奈子著
ちくま文庫

世にあふれる"文章読本"、"日本語の書き方"等々をトンデモ本として読み解く(斉藤美奈子氏がそう書いているわけではなく、キンシャチの感想)、非常に面白い本でした。

一説によるとこの手の本は1000册以上も出版されているそうで、気が遠くなります。册数だけ見ても、たしかにUFOや超能力と変わらないかも、と思ってしまいますね(笑い。

全然知らなかったのですが、菊池寛と川端康成の「文章読本」は、後に代作疑惑が持ち上がり業界から抹殺されたと書いてあります。内容も、谷崎読本の盗作に近いものだったくせに、長いこと気付かれることなく版を重ねたそうです。斉藤美奈子はこの事象を評して、

「「文は人ではない」のである」

と切って捨てます(わはは)

僕は文章読本のたぐいを読んだことは無かったのですが、「業界ナンバーワン」「開祖」と賞賛(揶揄)されている、谷崎潤一郎氏の「文章読本」を読んでみました。確かにつるつる読める、ノリのいい文章で書かれています。ただ、ところどころ差し挟まれる引用文がうざったいんだよなあ。

途中であきてやめちゃいましたけど。
by tomoarrow | 2010-06-23 07:24 | 書物について | Comments(0)