「ナザレのイエスは神の子か?」

「キリスト」を調べたジャーナリストの記録
リー・ストロベル著
いのちのことば社

懐疑主義者の著者が、イエスを調べてゆくうちにはまってしまい、最終的には復活は事実でありイエスは救世主であると確信する本。

興味深いことに、この著者が取材する相手(哲学博士が多い)はみなガチガチのクリスチャンなのである。肯定的な回答しか得られないのは当然のことだ。著者は本当に懐疑思考の持ち主なのかなと疑問に思う。

宗教について調べるのならば信者から話を聞くのも有効かもしれないが、歴史的実在としてのイエスを調べたいのなら、これではいけない。聖書に対して天文学的、考古学的、歴史的アプローチを行っている学者はたくさんいるだろう。

残念ながら、この取材ではダメだと思う。


この稿を書くためにちょっと調べたら、この著者は続編を書いているのだった。「それでも神は実在するのか?―「信仰」を調べたジャーナリストの記録」と「宇宙は神が造ったのか?――聖書の「科学」を調べたジャーナリストの記録」、「イエス・キリストって、信じていいの?」がそれ。全て未読なので、ここではご紹介だけ。
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by tomoarrow | 2010-06-03 06:26 | 書物について | Comments(2)
Commented by えぐ at 2010-07-17 15:53 x
懐疑主義を偽装した信者の本なんじゃないの?
3冊も似た内容で出してるとこにも確信的な意図を感じるし。
Commented by tomoarrow at 2010-07-17 18:06
このヒト、ほんとに何者なんでしょう??
リー・ストロベルってダメなやつ。