佐野洋
光文社文庫

「裁判員制度」時代に贈る
司法ミステリーの傑作
市民が裁く!


昨日に続いて、ローカルリーガルミステリ。日本独自の検察審査会である。

近頃なにかと評判の悪い仕組みだが、これは90年代半ばの作品なので、もちろん現在の情勢とは関係ない。さて、本書の審査会はけっこう盛況のようだ。

D検察審査会は、毎週水曜日に開かれていた。人口が余り多くない地方の検察審査会では、月に一度ぐらいしか開かれないらしいが、人口増加の著しいD、Fなどを抱えるD検察審査会は、毎週会議を開かないと、申し立てられた事件の消化が出来ないという。一回に、二件以上の審査をすることさえあった。

しかもこのメンバーは熱心で、実際に現場に赴いたり独自調査をしたりもするのだ。これくらいやってくれれば、安心して任せられるのだが・・。僕は検察審査会に、起訴を不当とする権限もあれば面白いと思う。えん罪事件を審査会が独自に調査して、被告の疑いを晴らしたら痛快である。

今回は取り散らかした文章になってしまった。すいません。
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パーシヴァル・ワイルド
創元推理文庫

乱歩が称えた傑作長編
女流作家邸の怪死事件をめぐる
軽妙な会話と鮮やかな謎解き


全編が検死審問記録で構成されている、ユニークなミステリです。作家の自宅パーティで殺人事件が起き、その検死審問の記録がこの本なのですね。

検死官はやる気がないし、証言者も個性がありすぎて、証言をどこまで信じていいのか分からないし、まあ大変なミステリです。解説にもありますが、これは構成の妙を楽しむ本でもあります。

ミステリは書き方が重要です。時には、大したトリックでもないのに書き方が上手くて傑作と呼ばれることもあります。この本は、トリックも見事で文句の付けようがありません。大好きです。

長々と事件と無関係のことを話す人物もいれば、重要人物そうなのに、たいした事を話す間を与えられない人もいて、ここらへんも面白い。

検死審問は一種の陪審員で、一般市民も参加するのですが、彼らの言動もまた面白い。しかし世界にはいろんな制度があるものです。「推定無罪」には検察官の選挙も書かれていたし。

一風変わったリーガルミステリを読みたい方には、ぜひおすすめ。
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青春アドベンチャー
NHK-FM ラジオドラマ
稲生平太郎 原作

けっこうこわいホラーです。
市民公園の隅にあるカメラオブスキュラ(ピンホールカメラ)のテントで、同じ市民公園の水族館の、あるはずのない階段を幻視した主人公は、友人とともにその暗闇に巻き込まれてゆくのです。

思いっきりストーリーをバラしているので、以下は反転。

水族館に隠された秘密とは何か? 喫茶店の女店主、学校司書など、奇妙な人物が見え隠れし、また水族館の歴史にも絡む郷土の闇が現れます。

白神教、シャンバラ。

友人はオカルトサイコさんと化し、霊界ラジオから宇宙人の声が聞こえると主張するようになります。そして喫茶主人と司書とのくらい過去が語られ、殺人や少女失踪などの陰惨な事件も起こります。

全ての中心に水族館があることが暗示されます。

もう全てが怖い。僕はさほど怖がりではないと思っていたのですが、このドラマには心底から恐怖を味わいました。


ここからダウンロードできます。興味を抱いた方はどうぞ。合計で3時間くらいなので、通勤中や運転中にでもいかがですか。
http://nicosound.anyap.info/sound/sm6394256
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世の中にはまだまだ分からないことがある。誰も気付かなかった重大事を知っている、と思い込んでいる君(たち)に、大事なことを言っておこう。

どんなゲームにもルールがある。巨大な陰謀を白日の元に暴くにも、ルールは守らなくてはならない。それは何か。司法裁判の「推定無罪」の原則と、科学思考である。

まず、第一に挙げた「推定無罪」の原則を説明しよう。これは、罪を追求する側が被疑者の犯罪行為を立証できない時には、被疑者を無罪とみなす、という意味である。つまり、巨大な陰謀をあばいて世界に発信しようとしている君(たち)が立証するのだ。敵には反証義務はない。責任は重大である。

では第二に、立証する際の注意点を挙げよう。証拠集めには慎重にならなければならない。どこの誰だか分からない人物のあやふやな証言や伝聞、ピントがぼけた写真などをいくら集めても意味がない。また当事者や利害関係者の証言も、扱いには気をつけるべきであろう。

「陰謀は深く人知れずに行われるものだから、証拠がないのが最大の証拠」などと寝言を言い出さないように。証拠が見つからないのなら、敵は無罪なのだ。

具体的な物的証拠を中心に集めること。恣意的にも解釈出来る状況証拠はあくまでもサブである。

以上の条件を満たしたうえで、巨悪を糾弾すれば賛同者が集まることは間違いない。健闘を祈る。

陰謀論者よ、科学的であれ。

*この文章は、数年前に別の場所にアップしたものです。
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僕はずっとPHS派で、最近この機種に替えました。なにしろ月額1500円でネット使い放題なのが嬉しい。スマートフォンなのでウインドウズモバイルが入っているのですが、とろくさいので使っていません。

プリインストールされている、wifi-snapと云うアプリが秀逸なのです。これはスマートフォンをwifiルータに出来るので、PHS回線を経由してマックブックエアやiPod toutchが外でもネットに繋げるのです。

つまり、電話機能つきのどこでもwifiですよね。しかも使用料金が安い。これは使わない手はないでしょう。

動画再生はさすがにつらいですが、skypeはへっちゃらだし、普通のネットサーフィンも、少しは遅いですが充分に閲覧出来ます。外出先で、しかも無料で繋いでいると思えば不満はありません。

さすがにPHS回線なので、場所によっては読み込みが遅いこともあります。またw-zero3のバッテリが消耗してくると電波も弱くなるようです。

ということで、ここ数日はエアを持ち歩き、この文章も外で打っています。不満は、エアが重く、またカバンのなかで折れないか気を使うことですね。

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