二台の壊れたロボットのための
愛と哀しみに満ちた世界文学


高橋源一郎(角川文庫)の著書。

架空の本の断片集。これらは、ロボットに読ませるために適当に収集されたものの、風呂のたき付けにも使われるので断片しか残っていないのである。

紹介される本は多岐にわたる。

則巻千兵衛の未発表発明品目録。
マルコポーロの東方見聞録偽書断片。
世界の雑誌カタログ。
失われた高貴な職業百科。
野球博物館新着図書リスト
古代ギリシャ哲学者断片集
etc

いかにもありそうなものもあれば、どう考えてもガセだろうと云う本もある。だが、単品では本物っぽいタイトルも、嘘っぽい本に囲まれると偽物みたいに見えてくるから面白い。

タイトルだけではなく、内容も百花繚乱。ここにはSF、ミステリ、カタログ、ナンセンス、ポルノ、幻想文学、哲学、鬼畜文学、などなどあらゆるジャンルの断片がある。しかも、どいつもこいつも嘘くさい。巽孝之は偽物そっくりの偽物と評していた。

正直に言って、かなりけったくその悪い描写もあり、良識ある方には勧められない。寄書ではある。
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T・E・カーハート(新潮クレスト・ブックス)の傑作ノンフィクション。パリの小さな、謎めいたピアノ再生工房をめぐるファンタジー。

ノンフィクションではあるが、幻想文学的でもある。それはこの本の静謐な文体と、なによりピアノそのものがもつ幻想性にあるのではないか。

バイオリンと同じく、歴史ある楽器であるピアノには、昔からさまざまな伝説がつきまとう。ピアノには、作る人運ぶ人調律する人弾く人聴く人と、多くの人々が関わるので、話題には事欠かないのであろう。もちろん中には、きわめてうさんくさい、どう考えてもウソだろうと思われるものもある(むしろこっちのほうが多いかもしれない)。

さて、ここらで我らのピアノ工房に戻ろう。
ここにはありとあらゆるピアノがある。スタインウエイ、プレイエル、ベヒシュタイン、ガヴォー、シュティングル、ロシア製、ドイツ製、日本製、中国製。今では古楽器とか骨董に分類される、スクエアピアノやスピネットも置いてある。
まさに夢の国だ。

そして、アル中の調律師や、信じられない運び方をするピアノ運送屋。彼らはすでに幻想世界の住人だ。工房に集う常連客も、まるで悪魔の眷族である。しかしなにより、ピアノ工房のご主人こそ、このファンタスティック・ピアノ・ワールドを主宰する魔術師なのではないか。

ショパンが愛したピアノについての話題や、ベートーベンが弾いたかもしれないピアノも登場する。ピアノ幻想である。

リアル世界側では、現代の最先端ピアノであるファッチオリ工場見学のくだりが圧巻である。ピアノは歴史ある伝統工芸品であると同時に、ハイテクの結晶でもあることをまざまざと見せつけてくれる。

「パリ左岸のピアノ工房」
http://www.amazon.co.jp/dp/4105900277

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はじめて作品を見たのは、多分SFマガジンのイラストだったと思います。よく、クールとかスタイリッシュと言われる画家ですが、まさにそうとしか言いようのないカッコいい絵を描きます。

細いペンで引かれた必要最小限のライン。的確かつ、絶妙にデフォルメされたデッサン。エロティックで静謐な幻想性。

寺沢武一にも通じる、現代のシュルレアリスム画家だと思います。

いくら言葉を重ねても、この魅力は伝えきれません。ぜひご本人のサイトをご覧ください。ファンがふえると嬉しいな。

ひろき真冬ホームページ。イラストギャラリー。
http://hirokimafuyu.com/page/sf/sf_illustration.html

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平塚にある花菜ガーデンに行って来ました。ちょうどバラの季節です。風が強かったけど、よく晴れていて、いいお散歩日和でした。

食堂は、学食とか高速のSAとたいして変わらないのに、値段が高いと感じました。

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もとねたはもちろん村上龍の「愛と幻想のファシズム」。本自体はあまり好きではないのですが、タイトルは好きです。

僕のキャッチフレーズと言うのかなんて言うか。

エロティシズムとシュルレアリスム、そしてフェティシズム。こう書くとただイヤラシイだけですが(苦笑)、アートって結局、そこなんじゃないかな。

このカテゴリーはキンシャチの日記、みたいなことを書いていくつもり。
つまりは「未分類」です。
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