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技術者にも手抜きと妥協が必要だと思います。
複数の解決手段があった場合、より簡単な方法を選択するのが合理的です。もちろん付け焼き刃の推奨ではなく、同様の結果が得られる限りにおいては、ですが。

たとえば部品が不良だった場合、その部品を交換するのか修理して使うのか、判断が必要ですよね。交換すれば改めて調整が必要になるし、修理すると手間がかかる。将来のリスクも考えながら、より容易な方法を選ぶのが技術者です。

最小限の手間で最大の効果を得る、これが技術者の思考だと思います。

(この項続く。不定期掲載)
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神林長平
ハヤカワ文庫「プリズム」収録

この本の前半は読み進めるのがつらかった。描写が入り混じり、何が事実で何が幻想かよく分からず、骨が折れた。ようやく面白くなるのは操色師が登場する「ヴァーミリオン」に至ってからである。

今日表題に選んだ「パズラー」は本連作のクライマックスである。不思議な遊園地SOWランド(センス・オブ・ワンダーランド?)における追跡劇。と書くと陳腐だが、その陳腐さを越えたところに神林の凄さがある。

SOWランドは広大なロールプレイ空間で、客は園内通貨「円」を買い、「東京」でのくらしを疑似体験する。

現実と幻想の垣根を軽々と飛び越える、神林ならではの舞台装置だ。

思えばこの手の設定は神林のメインテーマとも言えるもので、古くは「あなたの魂に安らぎあれ」から連綿と書き継がれている。

「パズラー」の面白さは、仮想都市SOWランドの中に、さらに入れ子のようにおもちゃの都市を設定したことであろう。もう、何が現実なのかさっぱり分からない。SOWランドの外は、上空に浮かぶ制御体に管理される"現実世界"。ところがここも、連作を読めば判るように狂っている。


狂気の連鎖。狂気の入れ子。「過負荷都市」とは異なり、真の恐怖がここにある。
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調律師になるには、調律学校に通うのが一般的でしょう。僕は東洋ピアノ(アポロピアノ)の調律学校に2年通いました。

ここでは、調律学校の善し悪しには触れません。きちんとした指導者がいて、たくさんのピアノに触れて、みっちりと経験が積めればいいのです。

調律は技術仕事で、技術を高めるためには経験が必要です。また、修理はインスピレーションです。理屈は分からないけれどもなぜか直った、なんてこともたくさんあります。

製造は、つねに同じことが出来ないといけないし、修理はピアノごとに別のことが出来ないといけないのです。

僕は、若い調律師がどんどん仕事を始めるといい、と考えています。新しい方が入ってこない世界は先細りです。技術の継承は技術者の責任であるとも思います。


(この項続く。不定期掲載)
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僕はヒューレット・パッカードに好感を持っています。ちなみに、調律で使っているRCTはHPのiPaqで動きます。PDAを作っているメーカーは数少なく貴重な存在です。

また、自作ベアボーンのモニタもHPの17インチです。

今回、父がノートPCを欲しいと言いだしまして、一緒に選ぶことになりました。お店に買いに行くと、店員さんと父の間を取り持つことになりそうなので、ネットで物色しました。

候補はHPとDELL。ただDELLは一度買うとDMがうるさく、会社としての姿勢が嫌いなので気乗りがしません。

父の希望は、軽く、光学ドライブ搭載で、大型モニタ。安いのがいい。無茶言うな。

僕と父の妥協点は、HPの15.4インチ。光ドライブ搭載。7万円。デザインはmacbook pro を模している、と言えなくもありません。

ところでHPは受注生産なのでしょうかねー。正式受注から納品まで、最短で12日だそうです。届いたらまたセットアップに行かないといけない。めんどくせ。
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毎月どれくらいの本を買っているのか、読んでいるのかを自分でも把握していないので記録を付けることにしました。

購買の部
10/26
SFマガジン12月号 (早川書房)
「天冥の標 I (上)」小川一水 (早川文庫)
「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 10」(小学館)

11/4
「揺籃の星」(上下)ジェイムズ・P・ホーガン(創元SF文庫)
「宇宙探査機迷惑一番」神林長平(早川文庫)
「榎本武揚」安部公房(中公文庫)

読了の部
10/31 「東方見聞録(1)」マルコ・ポーロ(平凡社ライブラリー)
11/08 「東方見聞録(2)」マルコ・ポーロ(平凡社ライブラリー)
11/12 「狐と踊れ (新版)」神林長平(早川文庫)

「東方見聞録」と「プリズム」(神林長平)に手こずって、今月はあまり買っていないし読んでもいません。来月はどうかな。
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春に行った花菜ガーデンに、また行ってきました。紅葉を観るつもりだったのですが少し遅かった。
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でも、まだバラがたくさん咲いていて、綺麗でした。来年はもっと植物が生長するでしょうから、楽しみです。年間パスもあるしね。
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おまけ。一つだけ変異なのか、色違いの花が咲いていました。
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シャープがガラパゴスという端末を出しましたが、ブックデザインは昔からガラパゴス化していたんじゃー。僕はそれほどブックコレクターでもないのですが、いくつか変なデザインの本はあります。

「人間人形時代」稲垣足穂(工作舎)

中央に穴があいています。どういう意図でこの穴が穿たれているのか分かりません。よく見ると穴の中はささくれ立っています。製本してから穴をあけたんだな、と推測できますね。パンチで一生懸命開けたな、とも感じます。普段はあまりやらない作業なんでしょうね。
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「飛ぶ男」安部公房(新潮社)
やけに細長い。
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1997年の、ジャコメッティ展の目録
やけに細長い。チケットもこの通り。いくらジャコメだからって、やり過ぎじゃない?(笑い。
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ん、こんなものかな。だから僕はブックコレクターじゃないんだって。また何か見つけたら、掲載します。
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前に「スペチャ!」を紹介しましたが、その番組の司会マペットです。こいつの中身が誰だか分かりませんが、言いたい放題で実に面白いのです。
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誰ぞやの結婚式に行ったんですって。そしたら引き出物があまりにもセコくて、「こんなの要らないから視聴者プレゼントにするよ。でも当たった人も気の毒だよね。本当にしょぼいから」わははは。

また、ランキングで誰だかの、風がなんとかいう曲があって。その紹介をするんだけど、「今年の風邪はホンコン型で、ここ何年か流行ってないから免疫が落ちています。早めのワクチン接種をお勧めします。ワクチンは接種しても免疫が出来るまで何週間かかかるから、云々」おいおい、ちゃんと歌手とか曲の紹介してやれよ。

好青年がゲストで出て来て、学生時代のがんばり振りに感心した後で、「いやー、すごいなー。俺なんか努力したことないもんなー。絶対に途中でやめてるよ」

マペットに隠れて勝手言ってて実にアナーキー。最近のわが家ではぺっちゃんごっこが流行っています。何かを見聞きしてひとしきり感心した後で、「俺なんか絶対ダメだよ。やめろと言われてもやっちゃうねー」みたいなことを言う(笑い。

面白いから観て、スペチャ。

おまけ。
2009年にペっちゃんが盗まれまして。仕方がないので別のマペットで代用しました。これ。(8/15の放送後記)
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ツイッターに書きましたが、先日、公園で日蓮宗系統の(新興?)宗教の人に声をかけられました。

その人は「中国の侵略がうんたら」と表紙に書かれた冊子を取り出して、「こんなのに興味がありますか? 」と言うのです。見てみたら日蓮なんとか教団とあったので、「日蓮は嫌いだ」と僕は言いました。

中国がなんとか、の話はめんどくさいので、鎌倉仏教論争に逃げ込んだ次第。

僕は禅や浄土に興味を感じます。禅のユーモアや、浄土の投げやりが面白いのです。それに比べて、日蓮宗の堅苦しさ、ファッショさはなに?

禅はかなり個人主義的なところがあり、悟りと言っても「なにそれ? 」くらいのことを言われそうです。「悟るとか、悟らないとか、そんなことはどうでもいいんだなあ」と突き放されそうで、なんかいい。

浄土も要は、念仏を10回となえれば阿弥陀さんが極楽に入れてくれるよ、とそれだけです。信仰心は極楽往生の条件ではない。別にキリスト者でも、念仏を10回となえた実績があれば、極楽に入れるのです。ぬるいねー。

真言は宇宙を自らの中に再構築する試み。言葉はそのツールです。

でも日蓮宗は題目を叫んで、大勢に広めなくてはいけない。うわたまらん。でもってその教義も要は、法華経至上主義。法華を説く日蓮に帰依するから、「日蓮宗」なんでしょ。いやですよ、そんな不気味な坊さんの教え。

と、こんなことを話して分かれました。でもどうせまた、他の人に「大上人さま(日蓮)がうんぬん」とか言ってるんだろうな、あの人は。

*僕は仏教徒ではありません。仏教を楽しく外から眺めているだけ。だから、上の解釈が間違っていたらすいません。
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思えばずいぶん続いています。世の中には何年も休みなくブログをいて、僕なんかはまだまだですがそれでも自分を褒めてあげたくなります。

大したことを書いてあるわけでもないし、ただ毎日、文章をアップすることが目的みたいなブログですがこれでも自分のストレス解消なのです。

mixiに日記を書くと、ついコメントを期待してしまうのですが、このブログはそんなの付かなくて当たり前。おおっぴらに告知していないから当然ですが、かえって気楽です。数人の、コメントを付けてくださる方以外は誰が読んでいるのかも判りませんが、それでいいのです。

もちろんコメントを書き込んでいただくとんとても嬉しい。でもそればかりを求めると、やはり疲れますね。マイミクさんはたくさんコメント付いているのに、なんでこっちは・・ひがんだり(笑い。

というわけで、当ブログは今後もひっそりと毎朝更新を続けます。気になったら、また読みにきてください。

店主敬白

*この記事は番外編。更新時間もいつもと違います
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