「2次元より平らな世界」
早川書房
言葉遊びみたいなタイトルですが、現代幾何学を鳥瞰する本です。
前半は、数学的な幾何学世界の遍歴、後半は、宇宙論に踏み込みます。僕には、前半が面白かった。だって物理はむつかしいんだもの。
フラクタルやトポロジー、投射幾何学、非ユークリッド幾何学など、ほんとうにさまざまな幾何学を、駆け足だけど、垣間みさせてくれます。楽しい本です。
2003年の本で、文庫にもなっていないから、書店で現物を見るのはむつかしいかもしれないけど、どこかで見かけたら手に取ってみてください。ブルーのきれいな表紙の本です。