ソル・ワイントラブ
初めて読んだときには大して思い入れも感じませんでしたが、今年になって読み返したら、気になって気になって。
反転
「学者の物語」で、奥さんが事故で亡くなるくだりは、身につまされます。奇妙な性質を持ってしまった愛娘と二人、この先どうしたらいいのか・・途方にくれる姿が目に浮かびます。
僕は、妻が出かけているあいだ、ねこと留守番をしているのですが、もし妻がいなければ、ねこの世話をきちんとできる自信がありません。
ソルが面倒を見たのはねこではなく、奇病の娘なのです。頭が下がるし、その愛の深さに感心します。こういう境遇をリアルに感じるというのは、僕が歳をとったと云うことなのでしょうか。