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パスカルの賭け

有名なのでご存知の方も多いでしょう。

神がいないと仮定して人生をおくり、万が一にも神の審判を食らったら、地獄に落ちます。もし神がいなかったら、速やかに消滅します。

逆に神がいると想定して信心深い人生を過ごした場合、神がいなけば消滅するだけですが、神がいれば天国に行きます。

消滅/地獄、と、天国/消滅、のどちらに賭けるか? という理屈ですね。ぼくは無神論なので、嫌いなロジックです。

これを現実に当てはめてみます。生活保護受給者を叩き、基準を厳しく、額を減らせと言うのは簡単です。で、それによって自分が何を得ますか? 弱いものいじめをして、胸がすっとするくらいでしょう。生活保護予算が減っても、自分にじかに還元されるはずはない。

そして自分になにかあり、生活に困ったとします。その時に頼りたい生活保護は、審査が厳しく額も少ない。だめじゃん。

人のためではなく、自分のために、生活保護を含む社会保障は、簡便で手厚いほうが良い、と考えます。転落する恐怖を少しでも和らげてくれるし、いざという時に実際に助かります。

福祉たたきは、正気の沙汰ではありません。