超光速現象

昨日から、ニュートリノが光速を越えた? と話題になっていますが、前にも超光速現象は聞いたことがあるなあ、と思い書棚を人力検索して見つけました。

橋元淳一郎の「シュレディンガーの猫は元気か? 」(ハヤカワ文庫)のP179に載っていたので、今朝はそれを紹介します。僕は要約して書いているだけなので、この内容をきちんと理解しているわけではありません、念のため。

量子電磁気学の理論によると、真空中の光の伝播は、光子が電子-陽電子のペア粒子を創生して、それがすぐに対消滅して光子になって、の繰り返しだそうです。

そこで、接近させた二枚の平行な金属板のあいだに光を通すと、そこで起こる電子-陽電子の対消滅で生じた光の波長は、金属板の間隔よりも長くなることができずに、その不足分だけエネルギが負の状態になるらしいのです。

このような状態下では、理論的には光子の速度は、自由な真空中の速度よりも大きくなるはず、だそうです。

Scharnhorst,K., Phys. Left. B236, 354-359 (1990)
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by tomoarrow | 2011-09-24 08:28 | モチーフについて | Comments(0)